<育成の原点>
こんにちは、高尾天狗です。
小学生からサッカーを始め、大学生から出身クラブのOBとして少年サッカーの指導に携わり、高尾SCで多くの選手を育成してきました。
当初は、市民大会に優勝するぞ、都大会に出るぞと指導していました。
それなりに結果がでましたが、中学・高校とサッカーを続ける子供、活躍する選手が出てこない。
「どうしてなんだ」「何かおかしい」と悩んでいた時に、池上正さんの著書に出会いました。
やっぱりそこが肝かと腹に落ちました。
選手はコーチ(他人)が指示してプレーするのではなく、選手が自ら考え判断してプレーすることが一番大事だと教えてくれました。
これは、生きていくこと、人生そのものです。
私には、3人の息子がいます。
長男、次男とも私が指導に関わりましたが、この時代の選手達にはここでお詫びするしかありません。
選手達の可能性を潰してしまっていたことを。
今、育成していることの半分も指導できていないことを。ごめん。
その後、私の育成方針は変わりました。
「選手に考えさせよう」「リスクを冒して(失敗を恐れずに)チャレンジさせよう」これがすごく難しい、我慢の連続、まだ発展途上で道半ばです。
サッカーはボールをゴールに入れる(入れさせない)シンプルなスポーツです。
選手達は、ゴールのために考え、動き、ボールをゴールに入れる(入れさせない)。
シンプルだけど、なかなかゴールできないスポーツがサッカーの奥が深いところです。
だからこそ、世界で最も人気のあるスポーツがサッカーだと思います。
子供達が、サッカーをすることは、英語を習得すること以上に、コミュニケーションツール(世界共通ツール)を得ることになると考えています。
日本代表監督をされたイビチェオシムさんは言いました。
「サッカーに人生のすべてがあると」もちろん、スポーツには勝ち負けがあることは、すごく大事なことです。
しかし、U12年代は、勝負にこだわり過ぎては駄目だと痛感しています。
このコラムは、私の懺悔から始まりましたが、サッカーの偉大さに感謝してこれからサッカー指導に関わって気が付いたことを話していきます。
また、皆様とお会いできることを楽しみに。