<Vol.7>日本代表、始動!そしてデュエル

桜が咲き、木々や草花が彩り生命感溢れる季節になりました。このコロナ禍で国際試合が全く実施されませんでしたが、日本サッカー協会や関係者の尽力でフル代表、U24日本代表の試合が観客を入れて行われました。テレビの前でやっと始まったなというのが印象で、サポーター達の声援がなく手拍子や太鼓での応援でしたが、久しぶりに楽しみました。

U24日本代表は強豪、アルゼンチンU24代表を招き、初戦は0対1で落としましたが2戦目は3対0で完勝でした。この年代は今まで対人プレーが弱い印象がありましたが、デュエルが本当に良くなった、負けてない。特に、海外に挑戦している選手たちの成長は目を見張るものがあります。以前に、池上正 氏と話したときに「若い年代が海外に挑戦することは大切なこと」と話していたことを思い出しました。

U12年代の育成にも「ボールを奪う」ことは重要な基礎の一つだと考えています。すごいドリブルやキック力がなくても、これだけができればとも思います。相手との間合い・読み、身体の使い方、ポジショニング様々なことを判断してボールを奪う、これが自然にできるプレー(習慣)になれば素晴らしいことです。
U12年代の育成でここが弱いと感じています。これからしっかり指導しデュエルが習慣のプレーとして身につけ、中学年代へ繋げていきたいと思います。「デュエルは基礎」高尾の選手たちは、へそビームとニトリだからね。

<Vol.6>Jリーグ 2021シーズン開幕

Jリーグ2021シーズンが開幕しました。このコロナ禍で家にいることが多くなり、スポーツ好きな人たちにはストレスが溜まっていると思います。サッカーに限らずスポーツは人の心を豊かにしてくれるとつくづく実感します。

さて、日本サッカーが世界との距離をなかなか縮めることができないなと感じながら、FC東京と浦和レッズの開幕戦をテレビ観戦しました。一言でいえば両チームともお互いの特徴が出て面白い、楽しいサッカーでした。

徳島ヴォルティスをJ2優勝に導いたロドリゲス監督を迎えた浦和レッズが良い。前を向くプレーが多く、FC東京のハイプレスを浦和DFがボールを下げずにFC東京DFの間で浦和MFにボールをつなぎ、裏を突きゴールに向かうプレーやマイボールをロストした時の回収の速さは心が躍ります。特に浦和レッズの小泉佳穂選手のオフザボールの質・動き・パスや運動量は見ている者を釘付けにします。前橋育英高校から青山学院大学、そしてJ2のFC琉球から今シーズン新加入した選手ですが、小柄ながら自分のプレースタイルを持ち、クレバーで努力しているなと感じる選手です。浦和レッズの18番は注目です。<ぜん、前橋育英高校の先輩には素晴らしい選手がたくさんいるので、ぜひ参考にしてください。>

今シーズンは、川崎フロンターレが開幕戦を勝利しましたが他チームが独走を阻止できるか、2年目の三苫選手は活躍できるか、大学出身ルーキーの活躍はあるか、小野伸二選手のコンサドーレ札幌へのカムバック、キングカズのJ1最高年齢得点など話題がたくさんあります。Jリーグの発展が世界のサッカーに近づく道です。ぜひ、Jリーグ2021シーズンを応援しましょう。
追伸として、この開幕戦の解説者が中村憲剛さんでした。選手目線の解説は面白いというか深い。杉本選手の後ろからのボールコントロールや縦パスの意味、西川選手のパントキックの質、選手交代のタイミングそして何よりも浦和レッズのキャプテン阿部勇樹選手がとった1点の意義など、さすがだなと楽しませてもらいました。この解説を見ていていつか素晴らしい指導者としてグランドに戻ってくるのは間違いないと感じ、これも楽しみです。
春が近づき少しずつ暖かくなってきましたが、この新型コロナウイルス感染が終息し、選手たちがグランドいっぱいにサッカーボールを追える日が来ることを祈るばかりです。

<Vol.5>U12年代のヘディング練習について

今回は、U12年代のヘディング練習について、興味深い記事がありました。

イングランドサッカー協会は11歳以下の選手のヘディング練習を禁止する指針をだしました。米国でも2016年に同様な運用がされ、欧州サッカー連盟も若年層を対象にヘディング練習を極力減らす方針のようです。発達中の選手達の脳を守るのは世界のトレンドです。また、Jリーグでは脳震盪による交代枠を導入し、選手に無理をさせず安全確保を考えての決定です。

この報道で気がついたことが二つあります。一つは、ヘディング練習に一定の時間を割いているな、この年代はキック力が未熟なので、ヘディングの技術は中学からでも間に合う。ヘディングよりも足や頭以外での浮いたボールのコントロールを身につけることが先決だと再確認しました。

二つ目は、小学校高学年の試合でGKからのゴールキック、パントキックからの展開で、ヘディングの競り合いが多く見受けられます。基本はグランダーでパスをつなぐ、スペースを使う、「ボールを運ぶ・つなげる」の基本がしっかりできる選手を育成することが重要だと考えます。

海外のサッカー関係者がJリーグを観戦してテニスやピンポンを見ているようだというコメントを聞いたことがありますが、今年度の川崎フロンターレはパスを繋ぐサッカーで、他を圧倒的する強さでJリーグ・天皇杯を優勝しました。川崎フロンターレのボールをつなぎ、DFラインを崩す創造性の高いパス、三苫選手のドリブル・アウトサイドキック、家長選手の攻撃の起点やゴール前の勝負強いプレーは見ているものを魅了しました。そんな中、ミスター川崎フロンターレ 中村憲剛選手が引退しました。中村選手に続く選手が育ち、今の川崎フロンターレの基盤を作ってきた選手です。府ロクサッカークラブのOBである中村選手、お疲れ様でした。これからも日本サッカーの発展のために活躍することを期待しています。

<Vol.4>新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。

令和3年が始まりましたが、コロナの感染拡大は続き未だに終息が見えない状況です。昨年は制限の中で活動してきましたが、再度、緊急事態宣言が発出され再び活動が一時停止になってしまいました。選手たちには本当に申し訳なく思っています。今は、世界が我慢して戦っています。グランドを走り回り、ボールを思い切り蹴れる時が必ず来るので、それまでこのコロナに打ち勝つために頑張りましょう。

そんな中、高尾SC31期卒部生の日野翔太君が第99回全国高校サッカー選手権大会に堀越高校のキャプテンとして出場し、チームを引っ張る大車輪の活躍でした。「しょうた、ベスト8おめでとう!」部員たちの目標であり、憧れです。これから益々の活躍を応援しています。

<Vol.3>女子サッカーについて

こんにちは、高尾SCの天狗です。

6月7日からFIFA女子ワールドカップ2019 第8回フランス大会が開催されます。

第6回ドイツ大会では澤穂希選手が決勝アメリカ戦で延長後半、宮間選手のコーナーをニアに入って同店ゴールを決め、その後のPK戦を制し初優勝したあのシーンは私たちの胸に焼きついています。

前回カナダ大会は決勝でアメリカに敗れ準優勝でしたが、ここ最近の日本女子サッカーの進歩は目を見張るものがあります。

その影響で少女の選手が増えたことは日本のサッカー界だけでなくスポーツ界にとってとても有意義なことです。

私達のクラブでも女子選手が入部し、男子選手と一緒にサッカーをしている姿はサッカーというスポーツの素晴らしさを感じます。

私が府中で指導していた時に(古い話で年がばれますが)U12年代の澤選手の試合を見たことがありますが、彼女がチームを引っ張り男子選手にあたり負けなく、相手チームの男子選手の方がビビッてました(笑)。

試合開始の握手するのを相手チームの男子選手が照れていたことも思い出します。

その当時、女子選手がほとんどいなかった時代に澤選手を育成した府ロクサッカークラブのコーチングスタッフには敬意を表します。

澤選手は間違いなく日本女子サッカーをけん引しました、本当に感謝です。

さあ、なでしこジャパンがどんなサッカーを見せてくれるか楽しみです。

少女たちの夢をのせて躍動し活躍することを期待します。

皆様で高倉なでしこジャパンを応援しましょう。

頑張れ!なでしこJAPAN!!

<Vol.2>育成の原点

<育成の原点>

こんにちは、高尾天狗です。

小学生からサッカーを始め、大学生から出身クラブのOBとして少年サッカーの指導に携わり、高尾SCで多くの選手を育成してきました。

 

当初は、市民大会に優勝するぞ、都大会に出るぞと指導していました。

それなりに結果がでましたが、中学・高校とサッカーを続ける子供、活躍する選手が出てこない。

「どうしてなんだ」「何かおかしい」と悩んでいた時に、池上正さんの著書に出会いました。

やっぱりそこが肝かと腹に落ちました。

選手はコーチ(他人)が指示してプレーするのではなく、選手が自ら考え判断してプレーすることが一番大事だと教えてくれました。

これは、生きていくこと、人生そのものです。

 

私には、3人の息子がいます。

長男、次男とも私が指導に関わりましたが、この時代の選手達にはここでお詫びするしかありません。

選手達の可能性を潰してしまっていたことを。

今、育成していることの半分も指導できていないことを。ごめん。

 

その後、私の育成方針は変わりました。

「選手に考えさせよう」「リスクを冒して(失敗を恐れずに)チャレンジさせよう」これがすごく難しい、我慢の連続、まだ発展途上で道半ばです。

サッカーはボールをゴールに入れる(入れさせない)シンプルなスポーツです。

選手達は、ゴールのために考え、動き、ボールをゴールに入れる(入れさせない)。

シンプルだけど、なかなかゴールできないスポーツがサッカーの奥が深いところです。

だからこそ、世界で最も人気のあるスポーツがサッカーだと思います。

子供達が、サッカーをすることは、英語を習得すること以上に、コミュニケーションツール(世界共通ツール)を得ることになると考えています。

日本代表監督をされたイビチェオシムさんは言いました。

「サッカーに人生のすべてがあると」もちろん、スポーツには勝ち負けがあることは、すごく大事なことです。

 

しかし、U12年代は、勝負にこだわり過ぎては駄目だと痛感しています。

このコラムは、私の懺悔から始まりましたが、サッカーの偉大さに感謝してこれからサッカー指導に関わって気が付いたことを話していきます。

 

また、皆様とお会いできることを楽しみに。

 

<Vol.1>高尾天狗のひとり言

こんにちは、高尾サッカークラブの天狗です。

高尾SCは、高尾山の麓の選手達が集まった創部40年を迎えたサッカークラブです。

 

高尾山は、都心から近く、ミシュランガイドで紹介され、外国人も多く年間300万人が訪れる世界一の山です。

都心から近い高尾山(599m)は、イギリス全土に自生する数に匹敵する1600種以上の植物、100種以上の野鳥、5000種以上の昆虫が生息しているといわれています。

高尾山の自然の豊かさは、力強く生き物たちが生き、高尾山薬王院有喜寺が「殺生禁断」の教えで守り続けているためです。

 

高尾SCの選手達も、高尾山のように力強く生きる力を、サッカーを通して身につけ成長することを願っています。

これから不定期ですが、サッカー指導や育成に関することなどをコラムにしますので、ご一読いただけるとありがたいと思います。

 

では、またお会いしましょう。