Jリーグ2021シーズンが開幕しました。このコロナ禍で家にいることが多くなり、スポーツ好きな人たちにはストレスが溜まっていると思います。サッカーに限らずスポーツは人の心を豊かにしてくれるとつくづく実感します。
さて、日本サッカーが世界との距離をなかなか縮めることができないなと感じながら、FC東京と浦和レッズの開幕戦をテレビ観戦しました。一言でいえば両チームともお互いの特徴が出て面白い、楽しいサッカーでした。
徳島ヴォルティスをJ2優勝に導いたロドリゲス監督を迎えた浦和レッズが良い。前を向くプレーが多く、FC東京のハイプレスを浦和DFがボールを下げずにFC東京DFの間で浦和MFにボールをつなぎ、裏を突きゴールに向かうプレーやマイボールをロストした時の回収の速さは心が躍ります。特に浦和レッズの小泉佳穂選手のオフザボールの質・動き・パスや運動量は見ている者を釘付けにします。前橋育英高校から青山学院大学、そしてJ2のFC琉球から今シーズン新加入した選手ですが、小柄ながら自分のプレースタイルを持ち、クレバーで努力しているなと感じる選手です。浦和レッズの18番は注目です。<ぜん、前橋育英高校の先輩には素晴らしい選手がたくさんいるので、ぜひ参考にしてください。>
今シーズンは、川崎フロンターレが開幕戦を勝利しましたが他チームが独走を阻止できるか、2年目の三苫選手は活躍できるか、大学出身ルーキーの活躍はあるか、小野伸二選手のコンサドーレ札幌へのカムバック、キングカズのJ1最高年齢得点など話題がたくさんあります。Jリーグの発展が世界のサッカーに近づく道です。ぜひ、Jリーグ2021シーズンを応援しましょう。
追伸として、この開幕戦の解説者が中村憲剛さんでした。選手目線の解説は面白いというか深い。杉本選手の後ろからのボールコントロールや縦パスの意味、西川選手のパントキックの質、選手交代のタイミングそして何よりも浦和レッズのキャプテン阿部勇樹選手がとった1点の意義など、さすがだなと楽しませてもらいました。この解説を見ていていつか素晴らしい指導者としてグランドに戻ってくるのは間違いないと感じ、これも楽しみです。
春が近づき少しずつ暖かくなってきましたが、この新型コロナウイルス感染が終息し、選手たちがグランドいっぱいにサッカーボールを追える日が来ることを祈るばかりです。